今回の旅は、もともとパルマハム(prosciutto di parma)のインポーターなど、関係業者のお仕事ツアーなのだが、何の関係もない飼い主もなぜか同行することになった。初日はパルマハムの工場見学、2日目はバルサミコ酢の工場見学、3日目は午前中にパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)の工場見学をして、午後は自由時間という日程になっている。普通の旅行とは少し違う体験になりそう。
とにかく初イタリア! 当然、初「アリタリア機」なのだが、成田に到着して運航予定を見るとJALとの共同運航になっている。外国に行くなら外国の飛行機に乗りたい飼い主としては、「まさかJALなの?」と不安になったが、結局アリタリア機と判明してホッ。チェックインしようとしたら、「JALで予約したのに、何でアリタリアなんだ!」とカウンターで怒鳴ってるおやじがいた。そんなことで怒るなよ〜。
予定通り、アリタリアAZ787便で成田を正午に出発。イタリア人の男性乗務員は、俳優のようにカッコイイのだが、乗務員同士、攻撃的な(?)発音のイタリア語を大声で話すので、飼い主は時々ビクッとしていた。
最初の食事(昼食)に、パルミジャーノ・レッジャーノが付いてきていた。塊で食べるのは初めて。機内食としてはかなり美味だったので、パルマへの期待が大きくなる。
一方で、合計3回頼んだオレンジジュースが、毎回味が違っていたのにはびっくり。最初はいかにも100%ジュースという感じの濃厚で美味しいジュースだったのだが、2回目の軽食の時は、たぶん無果汁の炭酸オレンジジュース。3回目は最初のに比べると薄味だったけど、まあ普通のオレンジジュースだった。なぜだ。コーヒーも頼む度に味が違った。このバラツキ方って、イタリアの国民性の表れなのか???
順調にミラノ・マルペンサ空港に到着。午後5時半ごろには全員荷物も出てきたのだが、パルマまで行くバスが来ていない。結局1時間ぐらい待った。バスの運転手は「聞いていた時間が違っていた」というようなことを言っていたらしい。
まあ、イタリア時間ね・・・という感じで、みんなあまり気にせずバスに乗ろうとしたところ、「アタッシェケースがない!」という叫び声が・・・。同行メンバーの1人が置き引きにあったのだ。みんな、このバス待ちの1時間、ほぼ同じ場所に集まっていて、アタッシェケースはその中央あたりに置いてあったのだが・・・。絵に描いたような日本人旅行者の盗難被害だ。
何やら手続きをして、結局6時50分ごろ、空港を出発した。
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