第11日

ハイデルベルク

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哲学者の道から見たハイデルベルクの旧市街

とうとう最終日。郊外のホテルから、バスでハイデルベルク旧市街に来て、一日中市内観光する。 　まずはハイデルベルク城から。プファルツ国の選帝侯の城だったが、17世紀の戦禍で廃墟になった、赤色砂岩の城。そのたたずまいは味わい深い。 ■外側半分が崩落した円塔 は、壁の厚さ７メートル（上の写真で分かるかな？）。 ■唐突な感じの「エリザベスの門 」は、城主フリードリヒ５世が妻エリザベスの19歳の誕生日プレゼントに一晩で造らせた。妻はすごく喜んだって！ ■お堀 は、戦時以外は水を入れず、家畜を飼っていた。深さ約20メートル。 ■火薬塔 は、崩れ落ちた部分が残っていて、ツタが絡まり美しい。ゲーテがスケッチしたため、ハイデルベルクが有名になったとか。 ■元跳ね橋（今は石橋）を渡ると、城門 の鉄の輪に「魔女の噛み跡」が。「噛み切ったら城をやる」という城主の言葉に、挑戦した魔女がやっと跡だけ付けた。 ■中庭左はルプレヒト館。大工の棟梁の双子の子どもが工事の見学中に事故死したため、慰霊するためのレリーフが入り口の上にある。 ■テラスには「ミスター・シンデレラ」という足跡。妃の浮気相手が、選帝侯に見つかりそうになって窓から飛び降りた時の跡だとか。足が合う男は「浮気者」だって。 ■ワインの大樽は22万リットル入る。ボトルにして30万本。横で試飲ができるが、料金（グラス込み）が 10年前 の倍の６マルクになっててショック！

←テラスからの眺め (左)聖霊教会、市庁舎（紺 の屋根が四角い）、カール･ テオドール橋など (右)ネッカー川の水門が 中央に見える →フリードリヒ館

マルクト広場に到着。聖霊教会などを見て歩く。 写真は左から・・・ ■市庁舎（花がきれい） ■ハウス・ツム・リッター（騎士の家）＝1592年建造 ■路上ミュージシャン＠モーツァルト

ハイデルベルクは学生の街としても知られる。 　「学生牢 」は、喧嘩や泥酔などの罪で収容された施設だが、数日後からは講義にも通えるし、しかも食事付き。「学生寮」の間違いじゃないかという声もあったとか。 　右の写真は学生広場。周囲に大学の施設が集中している。

昼食はツアー参加者全員で食べる最後の食事。メインに超特大ロールキャベツが出てきた。日本の５倍くらいの大きさ！　ロールキャベツで有名な店らしく、味はなかなか美味である。デザートのカスタードプリンもおいしくて満足！ 　午後は自由時間。「哲学者の道」を散歩する。山の中腹にあるので、ネッカー川やハイデルベルク城がキレイに見える（ 一番上の写真 ）。

←哲学者の道に入る前に テオドール・ホイス橋（新し い橋）から見たカール・ テオドール橋（古い橋） →日曜でもにぎわう中央 通り。お土産買いまくる

そして夕食。街で食べて帰ろうというのは、飼い主どもと、もう一組のご夫妻だけ。添乗員さんと５人で学生酒場「ツム・ゼッペル」に行った。 　飼い主どもは、またもやソーセージを頼んだ。フォークより長いのが２本も（マッシュポテトとザワークラウト付き）出てきて、豪快だったけど期待以上においしかった。最後にドイツらしくておいしいものを食べられて、ふたりとも大々満足！！ 　もう一組のご夫妻が注文した「麺にチーズをのせて焼いたようなもの」（？）も、おいしかったらしい。この店は内装や飾りも楽しめたし、オススメ！ 　最終日も、ついにおしまい。バスで昨日と同じホテルへ戻った。 　翌日（10月15日）は午前８時前にホテルを出発。バスでフランクフルト空港へ行き、10時15分発のＫＬＭ1766便でドイツにAuf Wiedersehen！ アムステルダムを経由して、午後１時40分発のＫＬＭ861便で日本へ。翌16日の朝、成田に到着した。